リハビリ職(PT・OT・ST)の給料は上がらない…。その理由を知って収入を増やす方法
僕は、作業療法士を13年やっていますけど、給料はとってもお安いです。
僕の友人は民間企業に勤めていて(一流ではない…。)29歳ぐらいの時に年収450万円(勤務5年で)を達成していました。
でも、作業療法士を13年やっている僕は41歳にして、年収440万円程度しか稼げていません。
「40歳にして440万…。安ッ!」
40代の平均年収から比べると100万円ぐらい安いんですよね…。
もちろん、勤務時間のこととかを考えると、めちゃくちゃ悪いわけではないですが、結婚していれば、生活がギリギリの給料です。
なぜ、リハビリ職(PT・OT・ST)の給料はあがらないのか?
すべての領域に言えることではありませんが、病院に勤めていることから考えて見ると、リハビリ職の給料があがらない理由は簡単!
国にリハビリをした時の報酬の金額を決められているから。
リハビリは疾患によって診療報酬が違いますよね。
運動器系の疾患・脳血管系の疾患などなど区分によって、点数は違いますが、1人のセラピストが稼げるお金が決まっているからです。
こんなことはないし超単純に1人あたりが稼ぐ金額を計算してみると…。
1単位200点を1日18単位したとして、1日に稼げるお金は36,000円です。年間休日が120日としたら、1年間に稼ぐセラピストの給料は8,820,000円です。
(加算があったり、計画書をとったり、施設によって基準が違うし、脳血管の大小で点数がかなり違うので、稼ぐお金は前後すると思います)
9,000,000円程度しか稼いでいなかったら、病院が払う社会保障のことなどを考えると、4,500,000円ぐらいが限界ってことに…。
だからセラピスとの給料はあがらないんですね。
今まで以上の給料を貰おうと思ったら、診療報酬以外の何かを病院に提供するしかないんですよね。
- 自分というセラピストが病院にいることで患者が来る
- 学会などで頻繁に発表して、病院の名前とやっていることをアピールしている
- 病院の運営に関わって、病院に何らかの利益をもたらせている
など、患者さんに対してのリハビリテーションだけではなく、病院に何らかの利益をもたらさないと年収アップは難しいです。
リハビリが必要なことは認められても診療報酬アップにつながるのは難しい…
じゃあ、リハビリの専門職である、PT・OT・STそれぞれの腕をあげて、成果をあげれば、診療報酬を上げる事ができるのか…。
もし、極めた高い技術を持っていても、診療報酬があがることはすごく難しいと思います。
なぜそう思うかと言うと、脳梗塞の患者様、高齢の骨折の患者さんを、病院にも介護施設にも全く頼らずに自立した生活を送ってもらうことができるようにしないとダメだから。
昔、リハビリの診療報酬がよくて、リハビリ職の給料がめちゃくちゃ良かったのはこういう理由があるから。
リハビリをする。
↓
患者さんはもとの生活に戻ることができる
↓
病院や施設に通ったり入る必要がなくなる
↓
医療費が抑制できる
↓
患者さんは再び働くことができ、税金を収めてくれる
このようなことが考えられていたから、リハビリに高い診療報酬がついたんです。
でも、現実はリハビリをしても、医療保険や介護保険に頼らずに生活ができる水準まで全員が回復できないことがわかってます。
リハビリをすると、病気をしたときより状態はよくなることが多いですが、医療保険や介護保険に頼らずに生活するところまで回復させることができない。
下手したら、完全に治ることは無いリハビリをいつまでも続けて、介護保険や医療保険をがんがん使われて、国の予算を圧迫していく状態をセラピストが作っているんです。
国からしたら、リハビリが必要なのはわかっても、ちゃんとした成果が出せないところに高い診療報酬を出してくれるわけがありません。
給料を今よりも増やすためにはリハビリ職(PT・OT・ST)は副業をするほうが手っ取り早い
同じ職場でずっと勤めていても収入を増やすことは難しいでしょう。
セラピストの数は増えているし、役職につける人間も限られてきているので、役職について給料を上げるのもなかなか難しくなってきます。
だから、リハビリ職をしていて収入を増やすためには、副業をするのが手っ取り早いです!これはまじでそうです。
っていうか副業をしないと、食べていけません。
役職について管理業務にリハビリ業務。
大変な思いをして役職手当を月に数万円(僕の務める病院は主任で1万円)稼ぐなら、役職に付かずに1万円以上稼ぐ方法が簡単。
本当に実力があって役職につく人もいるかもしれまえんが、僕の知っている人は、上司にペコペコして取り繕ってっている人が多い。
上司に取り繕って、下から嫌われて、仕事も大変になって、わずかの役職手当をもらっている姿を見ていると大変だなって思います。僕は無理。
だから、手っ取り早く副業をするんです。
一番簡単にできるのが、副業は訪問リハビリのバイト
僕の周りには、病院で勤めながら、内緒で訪問リハビリのバイトをするってい人がほとんどでした。
週5日病院で働いて、1日を訪問リハビリでバイトしてるって感じ。
僕はお休みがちゃんとほしいから週6日も働いてタフだな~って思ってましたけどね…。
それに、僕は作業療法士がすごく向いていて、リハビリの仕事をずっとしていても、疲れないし、元気出る~ってタイプじゃなかったので、無理(笑)
でも、訪問リハビリのバイトは自分の能力とか技術がそれなりにあれば、時間をお金に変えているので、やった分を確実に稼ぐことができますね。
1件40分3,200円を6件こなせば、19,200円のお給料がもらえるので、週に4日すれば76,800円。年収921,600円のプラスです。
ただ、訪問リハビリのバイトは能力を活かした仕事じゃなくて(ある意味そうなんだけど…)自分の時間を売っているだけだって思ってくださいね。
[ad]時間はかかるけど、ブログでリハビリ職として経験してきたことを情報発信をして稼ぐのもあり
リハビリ職って保険点数に依存しないと稼げないって思っている人が多いと思いますが、実はそんな不自由なものではないんです。
患者さんに触れて可動域訓練したり、筋トレしたり、歩行訓練したり、ADL訓練したり…。だけがリハビリって思ってませんか?
僕はそれは違うと思っています。
健康で暮らしていた人が、いきなり病気や怪我をする…。「これから私ってどうなるの」
家族も「これから、家で生活できるの?良くなるの?」ってすごく不安なことが多いはずです。
こんな、不安を抱えたときに患者さんとか、患者さんの家族さんがすることは、スマホとかPCでググって、情報を探します。
そこに、患者さんがほしい情報をブログで発信していれば、ちゃんと読んでくれます。
読んでもらえるブログを書いていれば、お金に変えることだってできるんです。
ちゃんと勉強して、患者さんのことを考えてきたセラピストなら、誰でもできます。専門用語を並べ立てるんではなく、現場のセラピストが患者さんや家族さんに説明するようにわかりやすく丁寧にかけば、これからのことを考える材料にできます。
患者さんやその家族に役立つ情報を提供することも、リハビリの1つだと思っています。
その対価として、月々数万円程度なら誰でももらうことができます。
ブログを買いていればどれぐらいのお金を稼ぐことができるのか?
ブログを書いてもらえるお金は、やり方によって全く違いますが、僕の経験から言えることは、1年頑張ってブログを書いたら、訪問リハビリのバイト以上に稼げます。
ブログが読んでもらえるようになれば、後は、一生懸命ブログを書かなくても、ブログが稼いでくれます。
ただ、稼げない時は本当にお金に変えれるのか、不安の中修行のように書いていかないとダメですけどね。
ブログで副収入ができて変わったこと
ブログで副収入ができると、いいことがたくさんありました。例えばこんなこと
- 時間を訪問リハビリのバイトのように取られることがないので、週に2日ちゃんと休みが取れる。
- 勉強会に行く時に、「(講習費が)高いな~。やめとこ」って思うことが減った。
- 病院とか施設とかだけが自分の働く場所じゃないってことが知れた
ブログとかインタネットを使ってお金を稼ぐことは大小ありますが、誰でもできることなんですよね。
この詳しい方法は、また紹介して行きたいって思ってるので、リハビリ職の方で少しでも収入を増やしたいって言う人はよかったら見てくださいね!