科長が嫌いすぎてやめようと思ったときにふと気づいたこと
僕は作業療法士として働いて14年目に間もなく突入します。
これまで、3つの病院を経験してきましたが、どこの病院でもなぜか同じようなことが起こります。
それが、科長が極度にヤバイ人に当たるということです。
他の病院や施設に勤める人に上司って嫌われてない?って聞くと…。
「そうでもないでー。ふつうにいい人」
っていう話もよく聞くので、3回もヤバイ上司に当たるって相当運が悪くない?と思いました。
でも、14年目にしてようやくこの悪循環から抜け出すコツを見つけたんです。
Contents
3つの職場のヤバイ上司はどんな人たちだった?
やばかった3人の上司は全部がPTでした。役職の名称は違うんですが、どの人たちも部署のトップ。
一人目のヤバイ上司はリハビリテーション科の主任。
最初に勤めた病院は、主任の下にPT・OT・STのそれぞれに主事がいるという人事系統でした。
この主任がヤバかったところはまとめると
- 患者さんからおひねりを貰える人のリハビリばかりしていた
- 気に食わない実習生をいじめまくって訴えられそうになった
- 後輩の悪口を言わないと自分の尊厳を保てなかった
- リハ科のほぼ全員から嫌われていて、毎年10人ほどやめていった(職場の人数は30人ちょっと)
体の機能を見るだけにおいては優れていた人だったけど、あまりにもコミュニケーション能力が低かった。
最終的にはドクターからも嫌われてこの方は関連部署に飛ばされました。
2人目のヤバイ上司はリハビリテーション室の室長
2つ目の職場はPT6人がいて、OTを立ち上げるために就職しました。
リハ室の役職は室長のみでした。
就職当初は本当に色々と協力的で、OT部門の運営をすすめていくためにどうしていけばいいか親身に相談にのってくれました。
今度はいい人でよかったと思って安心して仕事をしていたんですけど、4年目ぐらいから、だんだんと様子がおかしくなってきて、こんなヤバイ上司になってしまいました。
- 気にいらない人がいたら徹底的に無視&嫌がらせをしてやめさせる
- スタッフとコミュニケーションをまったく取らない
他にもありましたが、大きくはこんなところですね。
やめさせるためには本当に陰険にいじめてやめさせていく姿を何名か見たので、本当に恐ろし人でした。
もちろん僕もその対象となり、耐えられなくなってやめてしまいました…。
でも、患者さんに対しては丁寧な対応をしていたし、運動の指導もすごく丁寧でした。
仕事の能力は高いんだけど、なぜか部下に対してのコミュニケーション能力が極端に低いんです。
3人目のやばい上司はリハビリテーション科科長
今の職場の上司になるんですけど、この上司が最高級にヤバイ人でした。
これまで見てきた人の中では最強にヤバイ人です。
- 嫌いな人がアクシデントを起こすように誘導して行く(実際に2件ほど目の当たりにしました)
- 自分で責任が取れない
- リハビリテーション科をどうするのかビジョンがない
- 事務職員をやめさせて、リハ科の仕事量を極端に増やす(事務職員に恋愛対象として迫って断られたから)
- 患者さんのリハビリが本当に適当
3人目の上司はいいところがない…。あえていうなら、上に取り入るのがうまいことかな…。
なんで俺はこんな嫌な上司ばかりに当たるんだー!3人目で気づいたこと。これに気がついて本当に楽になった
リハ職について本当にこの人は、すごいなって思える人に出会ったことがなく、なんでこんな訳のわからん人に当たるんだってすごく思ってました。
最初は人のせいにばかりしていたんですけど、3人もヤバイ上司にあたると気がつくことがありました。
自分でダメな上司を呼び寄せている…。
なんでダメな上司を呼び寄せているかって気がついたのかっていうと、「嫌われる勇気」っていうアドラー心理学の本を読んだときでした。
詳細は本を読んでもらうとわかるんですが、嫌われる勇気を読んで気がついたことはこんなこと
- リハビリの科長がダメだから、仕事が楽しくできない
- リハビリの科長を否定することで、他の人と仲間意識を共有している
なんでも人のせいにして、自分の課題をこなすことができていないってことに気がついたんです。
それに、科長の文句を言うことで、レベルの低い同僚やその他職員との仲間意識を形成していることに気が付きました。
科長の影響を受けてただそれに反応してるだけで自分が全くないんです。
上司のせいにして楽しくない人生を送るなら、自分のやりたいことをやったほうがいいってことに気がついた
嫌いな上司のはずなのに、上司がやるこということにいちいち反応して、自分の生き方を見失う。
これって本当に馬鹿らしいことで、上司の影響で自分の感情が揺れているなんてアホらしくないですか。
これに気がついた時、
- 自分はやりたいことをやる
- 上司に嫌われてもどうでもいい
- 仕事がクビになることが気にならない
っていう状態にたどり着けました。
そうすると不思議が事に今は何を言われても、しょうもないことしているところを見ても、あんまり感情が動かなくなりました。
そうするとすごく楽になるし、自分が集中してやりたいことは患者さんのことだってことにも改めて気がつけました。
これに気がついてからは、波長が合う人と患者さんのことでワクワク・ドキドキできるような話をしながらリハビリをすることができるようになりました。
苛立ちを感じたときにすることは、その感情を捨てること
とはいえ、嫌いな人がいると視界にいるだけでも腹が立つっていうのが本当のところ。
怒りとか要するにあまり必要のない感情をすててしまうことができたら、苛立つこともありません。
そして、穏やかな気持で入れるので、入ってくる出来事もいいものが多くなってきます。
このような自分にしていくためには、並木良和さんの「みんな誰もが神様だった」という本を読むとそこにヒントが沢山書かれています。
ただ、この本はスピリチュアルなことをある程度わかっていないと読んでも意味がわからないはずです。
読む人を選ぶ部分はありますが、腑に落ちれば気持ちは落ち着いて、ヤバイ上司がいても心が反応しないようになってきます。
嫌いなものを排除するのではなくて、自分の気持ちを変えるだけでも、平和に楽しく過ごすことができるようになりますよ。